不動産投資への融資額を増やす工夫

電卓を持つ女性

不動産投資に対する融資額は、その人の収入によって左右されると言われています。しかし、収入を高くすること以外にも、融資額を増やすことのできる方法はあるのです。今すぐに実践できることもあるので、参考にしてみてください。

不動産投資の融資を獲得するメリット

自分で何か事業を始めようとした場合、多かれ少なかれまとまった資金が必要になります。それは不動産投資も同じ。しかし、現役で働いていて安定した収入があるうちに投資を開始したいが、最初に必要な資金がなかなか貯まらないというのはよくある話です。もしそのような状況に陥っているのであれば、不動産投資ローンの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
現在、金利が下がってきているのに伴い、融資のハードルも少しずつ下がってきています。また、融資を受けることによって以下のようなメリットが得られるのです。

資金が足りない状態でも投資を開始できる

投資を始めるのであれば、当然安定した収入があるうちに始めた方が安心です。リタイアをして収入が減ってから投資を開始したのでは、貯蓄があったとしてもリスクが大きいでしょう。金融機関から融資を受けることで早めに不動産投資を開始すれば、現役で働いているうちに資産を増やすことが可能になります。

レバレッジを効かせることができる

レバレッジとは「テコの原理」のこと。投資においては、小さな資金から大きな利益を受けることができるということを意味します。同じ資金で不動産投資を開始した場合、融資を受けた方が資金以上の価格の不動産を購入することが可能になり、より大きな利益を得ることができるというわけです。

このように、融資を受けるからこそ得られるメリットも存在します。特に資金はそう簡単に貯まるものではありませんので、早く投資を始めたい方は融資を受けた方がよさそうですね。

不動産投資の際に融資をしてくれるところはどこ?

銀行

では、実際に融資を受けるためにはどこに依頼をしたらよいのでしょうか。金融機関ごとの簡単な特徴とともに、紹介していきます。

政府系金融機関

いわゆる「公庫」と呼ばれるところ。今回紹介する中では、最も利用するハードルが低いと言えます。そのため、誰でも融資を受けられるというわけではありませんが、利用希望者はとても多いようです。

地方銀行・都市銀行

政府系金融機関の次に融資が通りやすいです。また、融資の通りやすさで言えば都市銀行よりも地方銀行の方が上ですが、格の高さは都市銀行が上になります。

メガバンク

審査の厳しさはトップクラス。ある程度収入に自信のある方の利用が多いようです。ですが、収入がそこまで高くなくてもそのほかの条件に自信があれば、融資が通る可能性はゼロではありません。

簡単な特徴は以上です。年収が低くても融資が通る可能性が高いのは政府系金融機関、通りにくいのはメガバンクとなっていますので、ご自身の収入を元に融資が通りやすそうなところを選ぶのもよいでしょう。

どこを選ぶ?それぞれのメリット

ここでは、もう少し詳しく各金融機関を利用したときのメリットについて見ていきましょう。

政府系金融機関のメリット

事業を起こした国民を支援するというのが根本になっているので、利益はあまり優先させていません。そのため、審査が通りやすく低金利ということを実現できているのです。さらに、固定金利を選択することが可能なので、できる限り確実な返済計画を立てておきたいという方におすすめです。

地方銀行のメリット

金利はさほど低くはありませんが、その分ほかの条件を柔軟にしていることが多いです。例えば、ほかの金融機関だと融資を受けることが難しいような築年数の古い物件でも、地方銀行であれば融資を受けられることがあります。地方銀行ごとに柔軟にしている項目は異なりますので、色々条件を比較してみるとよいです。

メガバンク利用のメリット

とにかく金利が安いです。現在、金融緩和政策が施行されていることもあり、超低金利での融資を行っているところも。金利は低ければ低い方がいいという方にとっては、金利が1%を切るメガバンクは魅力でしょう。ただし、融資に積極的になっているとはいえ、借り手の属性など審査基準はかなり厳しいことには変わりありません。

年収であきらめない!融資額を増やすための対策

話し合い

より価格の高い不動産に投資して大きな利益を得たいのであれば、なるべく多くの額を融資してもらう必要があります。しかし、一般的に金融機関から融資を受けることのできる金額は年収の5倍程度。年収が低ければ低いほど、融資してもらえる金額は少なくなります。
では、融資額を増やしたければ年収を増やすしかないのかというと、そうではありません。融資の増額を期待できるようになるポイントをいくつか紹介していきましょう。

ポイント1:すべての資産を明示する

融資の審査時に自分の資産を明示するというと、不動産投資のために動かせる資金だけを明示する方が多いです。しかし、より多くの融資額を確保したい場合には、それでは足りない可能性があります。お子様の養育費、生命保険解約時の返戻金など、とにかく持っているすべての資産を明示してみましょう。その際、本来何のために使う予定の資金であったかを隠す必要はありません。資金額と用途を一覧表にまとめて、融資担当者に見せることをおすすめします。

ポイント2:弱みをカバーしてくれるローンを探す

一般的な不動産投資ローンとは違う、特徴のあるローンを探してみましょう。特に地方銀行では様々な特徴を持つ不動産投資ローンを取り扱っていることが多いので、同じ条件でより多額の融資を受けられる可能性も。築年数が経っていても鉄筋コンクリート造りであれば融資する、といった特殊な条件を設定しているものもあり、こうした特殊な条件のローンをうまく利用することによって融資の増額も期待できるのです。

ポイント3:レントロールが優秀な物件を選ぶ

レントロールとは不動産用語のひとつで、「賃貸借条件一覧」のこと。家賃や敷金などの契約条件がまとめられているものです。賃料の変化を確認することもできるので、賃料が上昇傾向にあるなら将来性のある物件といったような分析も可能になります。レントロールの内容が優秀であれば安定した家賃収入が得られる可能性がとても高いということになりますので、融資をする側と融資を受けて経営する側のどちらにとってもメリットがあります。

特に貯蓄をはじめとする、所有している資産額というのは大きなポイントとなるようですね。不動産投資を始めるまでに少し時間を掛けて何か準備するとしたら、「貯蓄を増やす」ことをおすすめします。もちろん、金融機関が食いつきそうな、将来性のある物件を見つけることも大切。物件の将来性を見極めることのできるレントロールの見方は、WEB上で紹介されていますので事前に勉強しておきましょう。
年収や勤め先などの条件があまりよくなくても、ほかでいくらでもカバーすることができるのです。

不動産投資の融資は計画を立ててしっかりとアピール

小さな資金で大きな利益を得られる可能性がある、不動産投資ローンを利用しての不動産投資。通常は年収に左右される融資額も、工夫次第で収入が低くても増やすことができます。持っているあらゆる資産を明示したり、レントロールの見方を勉強して内容が優秀な物件を見つけたり…簡単ですぐに実践できる工夫も多いです。しっかりと返済計画を立てて、資産の明示とレントロールでその計画の信用性を高めることができれば、一番いいですね。
また、物件になにかウィークポイントがあるならば、それをカバーできるような不動産投資ローンを選ぶことも大切。不動産投資ローンも、全部が全部同じ内容の商品というわけではないのです。