賃貸併用住宅はメリットデメリットを知り、目的に合わせて購入する!

手の中に広がる集合住宅

賃貸併用住宅とは、自宅としてのスペースと、賃貸として貸し出すスペースの両方がある物件のことです。近年は賃貸併用住宅が多く建てられるようになっています。ここでは賃貸併用住宅のメリットやデメリットをみていきましょう。

賃貸併用住宅のメリットとは?

家と設計図

①自宅と家賃収入を同時に得られる

マイホームを購入したものの、住宅ローンの返済で苦しんでしまうことがあります。賃貸併用住宅であれば、自分が暮らす住宅と賃貸住宅を同時に手に入れることができますので、家賃収入をローン返済に充てることができて経済的な負担を軽減できます。

②長期の低金利ローンを組める可能性が高まる

長期支払いで低金利の住宅ローンを組むことができれば、返済の負担がグッと減ります。賃貸併用住宅を建てる際に、自宅部分が51%以上で賃貸部分が49パーセント以下だった場合は長期間で低金利の住宅ローンを支払える可能性が高まります。それによって、地価が高い便利な立地に家を建てることも可能になります。

③ライフスタイルの変化に柔軟に対応ができる

人生を送っていく中で、子供が増えたり、親と一緒に住むことになったりと、様々なライフスタイルの変化があります。賃貸併用住宅であれば必要であれば貸し出している部屋を自宅として使うことができ、不要になったら再び賃貸として貸し出すことができるなど、ライフスタイルの変化に対して柔軟に対応することができます。

④節税対策になる

賃貸併用住宅はマイホームよりも相続税評価額が低く設定されていますので、相続税を節税することができます。また、家賃収入から不動産経営にかかる必要経費を差し引くことができるので、所得税の控除が受けられます。その他にも住宅ローン控除などもありますので、効果的な節税対策ができます。

二世帯住宅にする可能性が高い場合などは、将来的なことを見越して賃貸併用住宅にするのもいいかもしれませんね。相続税対策にもなるということで、子どもたちに負担をかけることなく遺産を残せるのも魅力です。

賃貸併用住宅のデメリットとは?

①プライバシーの配慮が必要

壁一つ隔てて他人と生活をすることになりますので、出来るだけ顔を合わさないように玄関やベランダの位置などを工夫する必要があります。また、騒音によるトラブルを防ぐために、防音設計にしておくようにしましょう。

②空室リスクが高い

不動産経営における最大のリスクが空室リスクです。賃貸併用住宅でも空室リスクはつきものですので、家賃収入をしっかり得られるように、需要のあるエリアを選んだり、集客の為の告知をしたりすることが必要となります。

③2棟目の投資が難しい場合がある

賃貸併用住宅を購入した場合に、与信が低下して2棟目を購入する際に融資を受けるのが難しい場合があります。不動産投資で収入を増やしていこうと考えている方にとってはデメリットと感じるかもしれません。

④利回りが低く出口戦略が立てにくい

不動産投資としてみた時は、利回りが悪く不動産投資で高額のキャッシュフローを求めている方には適していません。また、賃貸併用住宅の売却例はこれまでにそれほど多くなく、流動性が低いと言えるので、どこで売却するのかという出口戦略は立てづらいです。

賃貸併用住宅を建てる際には、入居者とのプライバシーを守れる設計にすることが大切ということが分かりました。また、投資として賃貸併用住宅を購入する際には、利回りや出口戦略の面から見て厳しいという印象です。

目的に合った選択をする

散歩刷る女性2人

マイホームを購入する際に、住宅ローンの支払いを軽減できてライフスタイルの変化に対応できる賃貸併用住宅はメリットが大きいと感じました。しかし、不動産投資として物件を購入することを考えた場合には、賃貸併用住宅の利回りの低さや出口戦略の立てにくさ、与信の低下といったデメリットが強調されます。住宅を購入する目的をはっきりさせて、より目的やライフスタイルに沿っている方を選ぶことが重要ですよ。